小山一覧へ
●小山市の風景               栃木県小山市
小山市一覧 ホーム
蛇がまいたの像 JR間々田駅前にある19.4.28

国選択 無形民俗文化財
栃木県には9つの国選択無形民俗文化財がある。

1.奈佐原文楽 (鹿沼市奈佐原町)
2.百村の百堂念仏舞(那須塩原市百村本田地区)
3.栃窪の天念仏(鹿沼市上栃窪)
4.塙の天祭 (那須烏山市三箇 )
5.下野の水車習俗 (日光市旧今市)
6.大捻縄引(大田原市佐良土)
7.生子神社の泣き相撲(鹿沼市樅山町)
8.北関東のササガミ習俗(栃木県、茨城県)
9.間々田のジャガマイタ(小山市間々田)
26.5.5間々田八満宮 26.5.5蛇の集合
26.5.5ジャガマイタ祭りの様子
■JR間々田駅前の説明碑・・・
●間々田の蛇祭り
間々田の蛇祭りは古くはジャガマイタ、ジャガマイタと言っていた。祭りの主役は昔も今も子供達である。毎年、5月5日の子供の日「ジャーガマイタ、ジャガマイタ、4月8日のジャガマイタ」と大声でさけびながら、竜頭蛇体の模型の大蛇を担ぎ町じゅうを練り歩く。この祭りはかつて旧暦の4月8日の花祭りの日に行われていた。蛇の大きさは現在、長さ15m、胴の太さは30cmぐらいのものが多い。胴体は竹を割って束ね心棒とし、その上にワラ、更にフジツルやシダを縄で締めつけながら巻きつける。頭部は竹で編んだカゴを上アゴと下アゴにして合わせて口とし、金紙の鼻を付け、耳はアワビの貝殻、舌はシブウチワ、角は檜の枝をはいだものを使う。後尾には縄でシリケンと称する木製の剣型のものを付ける。5月5日間々田各町内で作られた蛇が間々田八幡宮に集合し、神職より祈祷を受け、蛇の口に御神酒を注ぎ、神社の拝殿を一まわりして、境内にある池で水呑み儀式を行った後、各町内に散会し練り歩く。蛇祭りの起源についてはいくつかの説があるが、代表的なものは、八大竜王信仰説(水の神である竜神への信仰から起こったとする説)法隆東林の雨乞い疫病除け説(間々田一丁目の竜昌寺住職であった法隆東林がはじめたとする説)がある。いずれが起源かは定かではない。ただ、竜神や蛇神に雨乞いや厄除けを願う行事が日本各地にあったことを見ると、間々田のジャガマイタも五穀豊穣や疫病退散の願いを込めた祭事であったことは確かだと思われる。
平成10年5月吉日
間々田商工会
現在では 23.3.9に国選択 無形民俗文化財指定
↓26.5.5