壬生一覧へ
●壬生町の風景     ●栃木県下都賀郡壬生町

茶臼山古墳
壬生町一覧 ホーム
頂上部まで行き、戻って来る時に道に迷ってしまいました。注意!

国指定史跡
茶臼山古墳(ちゃうすやまこふん)
茶臼山古墳は、標高約100mの台地頂上部に築かれた前方後円墳です。谷を挟んだ東側の台地上にある県指定史跡「富士山古墳」(円墳)とともに南側に広がる水田を臨むように立地しています。墳丘は二段に築かれており、墳丘第一段平坦面が幅広くつくられているのが特徴です。墳丘のおおきさは、墳丘第一段の全長が88mあり、そのうえに全長66m・高さ約6mの墳丘第二段が載っています。墳丘の周囲には盾形に堀(周湟・・しゅうこう)と土塁(周堤・・しゅうてい)が廻り、保存の良い状態で残っています。周湟は幅は約20mあり、深さは最も深いところで約6mあります。周湟の外側を廻る周堤帯は、幅が約5mあり、周湟底面からの高さは最も高いところで約1.5mあります。周堤帯を含めた古墳全長は130mに達します。
明治28年に発掘調査が行われ、埴輪や土器が出土しました。出土資料の中でも家形埴輪は、屋根を表現した部分しか残っていませんが、復元すると2mくらいの大きさになると思われます。茶臼山古墳は、出土した埴輪などから古墳時代後期(今から約1400年前)につくられた古墳で、近くにある富士山古墳と共に、この一帯を治めていた豪族の墓と考えられます。
壬生町教育委員会