足尾一覧へ
●足尾町の風景         栃木県日光市

小滝の里
古河橋からの風景・・・足尾ダム・・・足尾ダム上流パノラマ・・・通洞大橋からの風景・・・渡良瀬川の風景・・・足尾製錬所のある風景・・・松木渓谷 ウメコバ沢・・・足尾駅・・・足尾町役場・・・足尾町消防署・・・通洞駅・・・庚申山 石碑・・・足尾環境学習センター・・・石燈篭と半鐘・・・愛宕下社宅・・・足尾製錬所遠景・・・製錬所パノラマ・・・渡良瀬川源流の碑・・・磐裂神社の御神木・・・粕尾峠・・・酒井善太郎の句碑・・・地蔵岳登山口・・・峠道からの男体山・・・粕尾峠説明板・・・原向駅・・・原橋からの風景・・・庚申山碑・・・庚申ダム・・・小滝の里・・・製錬所・選鉱所跡・・・旧小滝橋・・・コウシンソウ・・・ニホンカモシカ・・・松木渓谷と大畑沢
足尾町一覧 ホーム
■説明板・・・
●小滝坑閉山前の小滝(こたき)中心部のようす
足尾銅山の三山(坑)のひとつであった小滝の始まりは、明治18年(1885)に旧坑跡の開発に着手したところ、すぐに富鉱を発見したので翌年には選鉱所と製錬所を設け、次いで坑夫飯場も各所に建て、道路を開削し馬車鉄道を通すなど生産機能を拡大してからのことである。更に病院や学校も建て町家が並ぶようになり、大正5年(1916)の最盛期には一万有余人の人口となった。その時の「商業家便覧」によると数軒の料理屋や芸妓屋もあり、坑夫達の格好な場として賑わったことがうかがえる。しかし、徐徐に経営の合理化が進められ、遂に小滝坑は昭和29年(1954)に閉坑され銅山の施設は一挙に撤収となり、小滝は僅か数戸を残し廃墟同然となった。今は、昔日の夢の跡として「ここに小滝の里ありき」の大石碑が建てられたが、苔むした石垣の上から”山晴れ 水澄む 我等の小滝・・・・・”の歌が坑夫の声高らかに聞こえてくるようである。
日光市
 19.9.25撮影。天気曇り時々晴れ。