案内板には
日光市指定有形民族文化財
庚申山碑 足尾町切幹
この碑は慶応元年五月に庚申講の江戸講中23人と足尾宿の頭取、福田真右衛門の寄進によって建立されたもので書は松翁、石工は日光町(現在の日光市)の八十平の作となっています。はじめはこの碑は庚申山登山口の遠下にあったのですが明治18年小滝坑の開坑とともに切幹から小滝まで庚申川岸沿に新道が開発され、その後登拝者はすべてこの道を利用するようになったので、昭和25年に庚申山地区が日光国立公園に編入されたのを機会に、磐裂神社一の鳥居右側にあったのを、切幹橋畔小滝入口に移転し、平成9年12月道路改修工事に伴い現在地に移転したものです。
碑の高さは4.1m、厚さ0.7mであり当時の庚申山信仰(猿田彦神社参拝)の隆盛を物語っております。
昭和51年3月 日光市教育委員会 |