■説明板・・・
●母衣掛けの松(伝説)
八幡太郎源義家が奥州征伐(後三年の役)に向かう途中七ツ石で兵を休めた時、道端の松に母衣を掛けて休息したといわれています。
また一説によると、義家が奥州征伐に向かう途中、一本の松を植えて戦勝を祈願し、のち源義家がここを通った時その松の木に母衣を掛けて休んだともいわれています。
その母衣が風になびいてあまりにも美しかったので、里人は「母衣掛けの松」と呼ぶようになりました。
古歌に 千枝にます みとり栄えて武士の 名も諸共に 母衣掛けの松(※文字が薄く濁点が判読できない)
とよまれています。母衣は鎧の上に掛けて敵の矢を防いだ布製の袋のことです。
平成元年1月 壬生町教育委員会
※松の木は小さいものでした。以前はもっと大きな松の木だったそうです。