■日光国立公園 日光地区 
日光国立公園 日光地区 日光国立公園 那須地区 日光国立公園 塩原地区
■日光国立公園 日光地区 
●日光国立公園の日光地区は、奥日光は,いろは坂の上の地域、日光いろは坂・中禅寺湖・男体山・女峰山・赤薙山・戦場ヶ原・小田代原・湯ノ湖・切込湖・刈込湖・湯滝・光徳牧場・金精峠・龍頭滝・半月山・華厳滝・小田代原・西ノ湖・山王林道あたりと●東照宮周辺の東照宮・輪王寺・滝尾神社・神橋周辺が対象。●この他栗山・川俣・龍王峡・川治・鬼怒川周辺も対象。この日光国立公園日光地区エリア内。
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金精峠 湯ノ湖 光徳牧場 湯滝27.4.27 光徳沼 戦場ヶ原
山王林道 日光連山 日光白根山 半月山展望台 中禅寺湖展望台 小田代原
龍頭滝 華厳滝 中禅寺湖周辺 東照宮 輪王寺 滝尾神社
神橋 いろは坂 川俣ダム 竜王峡 川治温泉 鬼怒川温泉
冬の日光 霧降高原 霧降高原キスゲ
27年日光の紅葉の一覧はこちら・・・
10.5龍頭滝 10.5金精道路 10.5湯元・湯ノ湖 10.5戦場ヶ原 10.5中禅寺湖 10.7中禅寺湖 10.7中禅寺湖展望台
10.7半月山展望台 10.7戦場ヶ原 10.15第二いろは坂 10.15中禅寺湖 10.15中禅寺湖展望台 10.15半月山展望台 10.15湯元・湯ノ湖
10.15龍頭滝 10.15方等・般若滝 10.22半月山展望台 10.22中禅寺湖畔園地 10.22二荒山神社 10.22第一いろは坂
■日光国立公園 那須地区
●茶臼岳●那須連山●紅葉●殺生石●八幡のツツジ●つつじ吊り橋●深山湖●沼原湿原●福島県の一部
■日光国立公園 塩原地区
●箒川●塩原渓谷(紅葉)●吊橋●塩原渓谷歩道●温泉●名所旧跡●滝●大沼園地●小太郎が渕
■栃木県立自然公園 益子県立自然公園
●陶芸の益子(窯業指導所・陶磁器協同組合・益子参考館・陶芸の森・益子の森)●西明寺・高館城跡(芳賀青年の家・西明寺城跡・高館山遊歩道●大羽の里(宇都宮家の墓所・地蔵院・綱神社・大倉神社・大川戸温泉)●朝日堂・夕日堂
■栃木県立自然公園 太平山県立自然公園
●太平山(錦着山・アジサイ坂・太平山神社・謙信平・サクラ・紅葉)●大中寺自然歩道(寺・アジサイ・七不思議)●晃石山ハイキングコース(晃石山・桜峠・清水寺・馬不入山・高勝寺)
■栃木県立自然公園 唐沢山県立自然公園
●唐沢山(唐沢城跡・神社・天狗岩・ぶどう園・マツタケ狩)●小野寺(村檜神社・大慈寺)●ハイキングコース●出流原(弁天池・赤見温泉・小中の田中正造生家)
■栃木県立自然公園 前日光県立自然公園
●石裂山(おざくさん)=尾鑿山(おざくさん) (加蘇山(かそやま)神社・賀蘇山(がそやま)神社・石裂山)●前日光牧場(横根山・井戸湿原)●古峰ヶ原高原(巴の宿・三枚石・行者村)●夕日岳・薬師岳●足尾(足尾銅山観光・国民宿舎
■栃木県立自然公園 足利県立自然公園
●名草弁財天(巨石群)●行道山ハイキングコース(浄因寺・大岩毘沙門天・足利サンフィールド・両崖山)●足利市内(織姫神社・ばんな寺=足利氏館跡・足利学校跡)
■栃木県立自然公園 宇都宮県立自然公園
●大谷(平和観音・大谷観音・大谷資料館)●多気(多気不動尊・多気城跡)●栗谷沢ダム●宇都宮市森林公園(赤川ダム・サイクリング)
■栃木県立自然公園 那珂川県立自然公園
●烏山(烏山城跡・落石・龍門の滝・太平寺)●琴平山遊歩道(女滝・男滝)●那珂川自然遊歩道(花立峠・わらび荘・国見みかん畑・木戸不動尊)●鎌倉山(千体渕・テイテイ渕・城山)●市貝町(妙哲庵桂蔵寺・多田羅沼憩いの森・伊許山園地・御嶽山神社・市貝寿命院永徳寺・武者絵)
茂木町 千体渕 市貝町 伊許山園地から24.10.29 那須烏山市 龍門滝 市貝町 永徳寺 茂木町 鎌倉山から 那須烏山市 木戸不動尊
■栃木県立自然公園 八溝県立自然公園
●伊王野(遊行柳・建中寺・芦野城跡・家屋・伊王野城跡・専称寺)●高館城跡(沓掛・余一観光ヤナ)●黒羽町(黒羽城跡・大雄寺・高岩公園・観光ヤナ)●黒羽近在芭蕉句碑(玉藻神社・常念寺・光明寺・西教寺)●雲厳寺(寺・句碑・八溝ハイランド)●湯津上(笠石神社・上・下侍塚古墳)●佐良土(光丸山・サクラ)●梅曾(那須官が跡・浄法寺館跡・駒形大塚古墳・●馬頭(唐の御所・馬頭院・高瀬ヤナ・乾徳寺・健武城跡)●小砂焼(陶器・資料館)

1 国指定自然環境保全地域 

日本で10地域指定されている。以外と少ない。
番号 地域名 所在地 指定年月日 主要保全対象
大佐飛山 那須塩原市 S56.3.16 すぐれた天然林


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2 栃木県指定 自然環境保全地域

一覧表は栃木県のHPを参考に作成。
番号 地域名 所在地 指定年月日 主要保全対象
1 鷲子山
(とりのこさん)
那珂川町 S48.8.31 南方及び北方系植物自生地
2 氷室
(ひむろ)
佐野市 S48.8.31 ニホンザル、ヒダサンショウウオ生息地
3 箒根
(ほうきね)
那須塩原市 S48.8.31 モミの天然林
4 親園
(ちかぞの)
大田原市 S48.8.31 イトヨ、ミヤコタナゴ生息地
5 多田羅沼
(たたらぬま)
市貝町 S48.8.31 湿生植物自生地
18.5.31
◆多田羅沼◆

自然環境保全地域
コナラなどの雑木林に囲まれたこの地域は、人工池(多田羅沼)とその北部に続く湿地帯にいろいろな湿地性植物が自生しています。また、野生鳥獣やは虫類、昆虫類などが数多く生息しています。地域東部には多田羅古墳群があり、コナラ林と調和して良好な自然環境を形成しています。

(指定年月 昭和48年8月)栃木県
・・・県指定自然環境保全地域は26ヶ所ある。

↓24.10.29
6 佐貫観音
(さぬきかんのん)
塩谷町 S48.8.31 チョウゲンボウ生息地
24.11.21案内板
佐貫観音自然環境保全地域
自然環境保全地域とは、優れた自然環境を保全するために指定された区域で、特に重要な地域を特別地区に、特別地区以外の区域を普通地区に指定しています。この佐貫観音自然環境保全地域は普通地区に指定されており、次のような行為をする場合は届出が必要です。
①建築物等工作物を新築、改築、増築すること
②宅地の造成、土地の開墾等土地の形質を変更するこ
③鉱物の掘採や土砂を採取すること
④水面の埋立てや干拓をすること
⑤特別地区内の河川、湖沼の水位や水量に増減を及ぼすこと
1.位置:塩谷郡塩谷町大字船生
2.面積:19.80ha
3.指定年月日:昭和48年8月31日
4.自然環境の概要
この地域の岩壁には、今から3億5千万年前のシダ植物の姿を今にとどめているといわれている暖地性のマツバランが見られます。本県では唯一の生息地であり(東日本では北限に位置する)たいへん学術的に貴重な植物です。このほか、イワヒバ、フクロダガヤ、ツメレンゲなども見られます。鳥では、県内でも数少ないチョウゲンボウ(ハヤブサ科の鳥)の繁殖地でもあります。佐貫観音の石仏は高さ63メートルの石英粗面岩に彫られた巨大な大日如来像です。

栃木県矢板森林管理事務所
22.11.3
【説明版】観音様の由来・・・
正面の巨大な岩が観音岩で、線刻の首像を観音様と言っているが、実体は大日如来の尊像で宝冠をいただき智拳印を結び八枚の蓮華台にけっかふざのお姿で御丈18m、地上からの総高22m、わが国屈指の磨崖仏である。御作年代は、藤原富正・弘法大師一夜の作、また「大日如来の尊像が衆生を済度するため、ある日こつ然と岩面に示現し給う」と伝えられ、奈良・平安・鎌倉時代初期との説がある。尊容の美しさ、時代の古さ、優れた技法は古代文化を知る上に重要な文化遺産、大正15年2月24日内務省から「史蹟特別記念物」に指定された。上方の扉の中が「奥の院大悲窟」で巡錫往生した、四国讃岐国(香川県)多度郡司藤原富正の御念持仏や佩刀(はいとう・はかし:貴人が帯びる刀)、弘法大師御作の如意輪・馬頭観音の二尊像・中将姫の蓮の曼荼羅・八幡太郎義家・藤原秀郷奉納の太刀・武具類や古鏡など古代の秘宝が蔵されている。
御開帳は62年を周期として、その昔富正について来た5人の従者の子孫によって行われる、寛政6年が第17回、明治12年4月15日が最終の御開帳であった。御開帳は、白布を巻いた太い綱を岩頭よりさばおろし斎戒沐浴した5人中の代表が下からよじのぼって奥の院に達し宝物を取り出して参拝者に拝観結縁させる。決死的業で参集者一同手に汗をにぎり、無事安泰を祈るほどである。第48代順徳天皇の建暦元年(1211)親鸞上人越後御流罪御赦免の折、東国のますらおを教化のため、芳善坊(佐々木盛綱)をお供に常陸国(茨城県)へ向われる途中、しばし留錫された霊場である。別当寺として岩戸山慈眼寺あり、下野三十三観音霊場第五の札所として、春秋の彼岸には、お遍路さんが「ありがたや」のご詠歌を鈴の音と合わせて巡拝した由緒ある古寺、明治初年廃寺になった。観音岩には、暖地性の植物や岸壁自生の植物、またチョウゲンボウの営巣地等生物の秘庫、付近20haと共に自然保護地区で、破壊や採集は禁止である。裏側の杉の植生地内に縄文時代中期を代表する環状列石(ストーンサークル)の大遺構がある。保存上元の通り覆土してあるため、地表には何も認められない。
塩谷町観光協会
・・・案内板の文字がはっきりしていませんが、たぶんこのような内容です。
7 七千山
(ななせんやま)
那須塩原市 S48.8.31
(追加S51.1.31)
高山植物自生地 亜高山性植物、ブナ、ミズナラ等の天然林
8 作原
(さくはら)
佐野市 S51.1.31 ミズナラ、クリ等の天然林及びヤマネの生息地
9 栃久保
(とちくぼ)
佐野市 S51.1.31 ハコネサンショウウオ生息地
10 長谷場
(はせば)
佐野市 S51.1.31 両生類の生息地
11 出流山
(いずるさん)
栃木市 S51.1.31 暖地性シダの自生地及び鍾乳洞
26.4.2
12 鮎田
(あゆた)
茂木町 S51.1.31 トウキョウサンショウウオ生息地
13 東高原
(ひがしたかはら)
矢板市 S51.1.31 ブナ、ミズナラ等の天然林
14 松倉山
(まつくらやま)
茂木町、那須烏山市 S52.7.19 暖地性植物の自生地
15 焼森山
(やきもりやま)
茂木町 S52.7.19 希少植物の自生地
16 小塙
(こはなわ)
那須烏山市 S52.7.19 荒川の河蝕地形
■説明板・・・
●小塙自然環境保全地域(こばなしぜんかんきょうほぜんちいき)栃木県指定
ここ小塙地域は、河川地形の河岸段丘(かがんだんきゅう)や穿入蛇行(せんにゅうだこう:穿入蛇行(せんにゅうだこう)とは、よく発達した滑走斜面をもち、蛇行状に曲がりくねった谷の中を流れる河流の状態のこと。)が発達している地域です。荒川の流れがS字を連ねたように蛇行しており、曲流の外側の河岸が浸食されることによって、河床(かしょう)から高さ約15mの崖が続く崖線(がいせん)が形成されています。
これは、河川による典型的な浸食地形であり、崖線の壁面には地層が連続的に露出し、海棲貝化石(かいせいがいかせき)や有孔虫化石(ゆうこうちゅうかせき)を含んだ新第三系中新世(しんだいさんけいちゅうしんせい)、荒川層群小塙層の凝灰質砂岩(ぎょうかいしつさがん)の互層(ごそう)が見られます。
この連続的に露出した崖線により、地層の層理(そうり)・層序(そうじょ)・地質構造が観察できるため、学術的・景観的にも優れたものとして、自然環境保全地域に指定されています。自然が失われつつある今日、このような素晴らしい自然が残っていることは、大変意義深いことです。この素晴らしい自然を次の世代に継承していきましょう。
指定年月日 昭和52年7月19日 指定面積 5.00ha
この標識は、マロニエ緑化基金(栃木銀行寄贈)により整備されたものです。
栃木県
17 石尊山
(せきそんさん)
足利市 S52.7.19 アカマツの天然林
18 与洲
(よしゅう)
鹿沼市 S52.7.19 ニホンザル生息地
19 岩舟山
(いわふねやま)
岩舟町 S52.7.19 希少植物の自生地、チョウゲンボウ生息地
19.6.26
◆岩舟山自然環境保全地域◆

岩舟山高勝寺を中心としたこの地域は、オオバイヌツゲのほか県内でこの地域にしか生息しない植物や、ツメレンゲなどの稀少植物が多数自生しております。またチョウゲンボウなど珍しい鳥類の生息地でもあります。なお、当地域内において木竹の伐採、土石の採取、土地の形状変更等の行為を行う場合は県への届出が必要です。
栃木県
20 尾出山
(おでやま)
鹿沼市 S53.9.19 ブナ天然林及びウラジロヒカゲツツジの自生地
24.2.27上永野百川 この先は一般車両通行止め 地図で見ると橋を渡り左方向550m位登れば尾出山(933m)。 右方向に登れば谷倉山(747.3m)
21 南高原
(みなみたかはら)
塩谷町 S53.9.19 ヒノキ天然林
22 根本沢
(ねもとざわ)
佐野市 S54.12.11 シオジの天然林、ガロアムシ、ムカシトンボの生息地
23 袈裟丸山
(けさまるやま)
日光市 S57.6.22 高山性植物又は亜高山性植物、特異な地形、地質、希少植物の自生地、野生動植物の生息地
24 湯西川
(ゆにしがわ)
日光市 S61.1.21 トチノキの原生林、冷温帯の自然植生
25 尚仁沢
(しょうじんざわ)
矢板市、塩谷町 H4.12.18 尚仁沢湧水、ブナ、ミズナラの天然林
23.6.20
案内板・・・尚仁沢遊歩道案内図
尚仁沢湧水は、標高1,795米の高原山塊、山岳仏教の盛大な奈良時代修験者たちはこの水で身を清めたと伝えられる。尚仁の名は精進に由来するといわれている山麓標高590米に位置し、湧水量も豊富で水質も極めて良く、環境庁より名水百選に認定されている。遊歩道1,500米は山水画になりそうな流れに沿って散策すれば壮大な湧き水に到達します。

案内板・・・高原山水源の森(たかはらやますいげんのもり)
全国水源の森百選
高原山水源の森はわが国の代表的な水源の森のひとつとして平成7年に林野庁長官から認定されました。ここの森は栃木県の北西部にそびえる日光連山の高原山の西南斜面にあり、関東平野を流れる那珂川(なかがわ)の源流の一つ、東荒川の水源となっていて、下流域に水道水や農業用水を供給しています。広葉樹を主とした天然林と、整備された人工林によって構成された森は、野性動植物の宝庫となっています。区域の最下流部には、名水百選に選ばれた一日65,000㎥の大量の水が湧き出る「尚仁沢(しょうじんざわ)湧水」があり、ここにもさまざまな生物が生息しています。
この森で育まれた水は、尚仁沢取水堰と東荒川ダムを通じ、下流の塩谷町、喜連川町、茂木町の水道水の他、塩谷町、喜連川町等の農業用水、発電用水として利用されています。
■森林の状況 調査年月日:平成7年3月22日
●面積:492ha●標高:600~1,795m●森林の種類:人工林70% 天然林30%●主な樹種:スギ、ヒノキ、ミズナラ(針葉樹70%広葉樹30%●材齢(ざいれい:建築用語):40年●制限林等の指定:水源かん養保安林 昭和27年 自然環境保全地域 平成4年
■水源の状況
●種類:湧水、ダム貯水(東荒川ダム)●利用状況:水道850戸、3,000人 農業用水126ha 発電用水を供給●水源の流量:65,000㎥/日
栃木県林務部
26 弁天沼
(べんてんぬま)
日光市 H11.3.31 希少植物自生地、カラカネイトトンボせい


3 栃木県指定 緑地環境保全地域

緑地環境保全地域というのは、正直なところ知りませんでした。
緑地環境保全地域は最初に指定された時期が昭和51年となっています。それまであまり、緑地のことが重要視されていなかったと思われます。
下記の表は栃木県が指定した「緑地環境保全地域」の一覧です。

番号 地域名 所在地 指定年月日 主要保全対象
1 粟野 鹿沼市 S51.1.31 妙見寺境内林及び粟野城跡周辺
23.4.14妙見寺 24.11.7妙見寺
24.4.28
粟野城跡案内板・・・粟野城の沿革
粟野城は、今から650年ほど前の暦応元年(1338)足利尊氏に従っていた平野将監範久の築城と伝えられ、粕尾、粟野、清洲、南摩を領していたといわれる。その後近隣の豪族の圧迫を受けるが、皆川氏の興るに及んで皆川氏の属城となり、皆川氏の一族斉藤左衛門秀隆が居城した。
天正12年(1584)皆川氏は北条氏と対戦し、栃木の草倉山で100日間の対陣したそのすきに、北条氏の親戚左野氏が粟野城を攻め落とし、平野将監範久の子孫平野大膳久国ら城代7将を置いて守らせた。
天正16年(1588)皆川山城守広照は旧領地を奪回しようと二千余騎で粟野城を攻め大激戦を展開、ついに城は落ち皆川氏の所有となり落合徳雲入道が城代となる。天正17年(1589)豊臣秀吉が小田原征伐を行ったとき、皆川氏は小田原氏に組し小田原に籠城したその留守に豊臣秀吉の命を受けた越後の上杉氏、信濃の真田氏が皆川本城を始め粟野城を攻め、天正18年4月落城する。
築城以来250余年、この時から粟野城は廃城となる。後年、明治に至って横尾勝右衛門氏が城山の戦死の霊を弔うため五重塔を建て、全山につつじ、梅を植えるなどして公園となし今日に至っている。
昭和61年4月
粟野町役場(現鹿沼市)
2 根本山 真岡市 S51.1.31 能仁寺境内林及びその周辺
23.11.14能仁寺 23.11.14能仁寺
23.11.14根本山 23.11.14根本山
22.4.13根本山 桜の名所
3 常珍寺 芳賀町 S51.1.31 常珍寺境内林
17.9.18常珍寺 17.9.18常珍寺
4 羽黒山 宇都宮市 S51.1.31 羽黒山神社境内林及びその周辺
18.11.23羽黒山 梵天祭りの時
案内板・・・羽黒山梵天歩道

羽黒山梵天歩道は、羽黒山神社の参道15町(1,600m)を基道として、ゆずの里コース、七曲がりコースと2つのコースがあります。羽黒山の自然を散策することや羽黒山神社の史跡を探訪することができます。春は桜やツツジが咲きそれはみごとなものです。又羽黒山付近の生物は、動物238種、植物974種にのぼっているといわれ、特に植物についてみると、南方植物と北方植物の交錯したところにあたっています。スズラン(らん科)は北方植物の最南端となっており特に珍しい。
その他自生している珍しい植物は次のようなものがあります。サクラソウ、ヒトツボクロ、トチバニンジン、ツルガシワ、タチガシワ、ヒナノキンチャク、ヤナギバヤマブキソウ、ツルカノコソウ、カヤラン、ミズゴケ等
栃木県・上河内町(現宇都宮市)

案内板・・・羽黒山と羽黒山神社
上河内村の象徴となっている羽黒山(標高458.2m)は、今から約7,500万年前に起こった大規模な火山活動の時期に姿を現し、その後海底火山活動や厳しい氷河期を経て現在の形となってきました。
この羽黒山の頂上に建つ羽黒山神社は、今から930余年前に宇都宮城の築城に際して藤原宗円(宇都宮宗円)が祈祷修法中に出羽三山との関連を意識し創建したものであるといわれています。(康平年間に出羽の羽黒山から勧請された)本殿は、稲倉魂命(うがのみたまのみこと)を祀り文政13年に再建されたもので造営した大工の棟梁は高根沢の人で山本飛騨といい、「力持ち」その他の精巧な社(やしろ)の彫刻は、神山政五郎の作といわれています。
(昭和45年 町指定有形文化財)
※みどころ:羽黒山神社・力持ちの彫刻・夫婦杉(とちぎ名木百選)・撞鐘堂(つきかねどう)
栃木県・上河内町(現宇都宮市)
5 喜連川 さくら市 S51.1.31 倉ヶ崎城跡周辺
22.4.13
お丸山公園案内板・・・喜連川緑地環境保全地域

1.位置:さくら市喜連川
2.面積:1.76ha
3.指定年月日:昭和51年1月31日
この地域は、喜連川城址を中心とした緑豊かな所です。喜連川城は倉ケ崎城ともいい、文治2年(1186)塩谷氏が築城したといわれています。
丘陵の先端部に位置するため三方の守りは強固で自然をうまく利用した要害の城でした。桜・つつじの名所として知られるお丸山公園や、弥五郎坂などと一体となってすばらしい緑地環境を作り出しています。
栃木県
6 木幡 矢板市 S51.1.31 木幡神社境内林
22.11.13
木幡神社案内板・・・木幡緑地環境保全地域
この地域は、木幡神社を中心にすばらしい緑地環境に恵まれ、境内をつつむ樹齢200年をこえるみごとなスギ林が緑の美しさを私たちに教えてくれます。
木幡神社は桓武天皇の時代(781-806)に坂上田村麿(さかのうえのたむらまろ)が蝦夷(えぞ)征伐の時に戦勝を祈願したといわれ、江戸時代には将軍家から御栄印を賜るなど由緒ある神社です。また、境内の本殿や楼門は国の重要文化財に指定されております。
私たち祖先が残してくれた歴史的、文化的遺産の周辺の緑が急激に失われつつある今日、このような緑地を残すことはたいへん意義深いことであり、県民一人一人の願いでもあります。みなさん、このかけがえのない大切な緑地をいつまでも残していきましょう。
面積:227ヘクタール
指定年月日:昭和51年1月31日
栃木県
7 寺山 矢板市 S51.1.31 寺山観音寺境内林
25.12.2
■案内板・・・
●寺山緑地環境保全地域
1.位置:矢板市長井 2.面積:3.12ha 3.指定年月日:昭和51年1月31日
この地域は、寺山観音寺を中心としたすばらしい緑地です。寺山観音寺は与楽山大悲心院観音寺といい、養老4年(720)高原鬼人退治の折、藤原房前が祈願して霊験を感じ、聖武帝の御代に建立したと伝えられている由緒あるお寺です。境内林はこの寺に相応しく樹齢250年を超えるみごとなスギ林で、緑の美しさ、すばらしさを私達に教えてくれます。
栃木県
15.11.22寺山観音寺 18.11.24寺山観音寺
8 芦野 那須町 S51.1.31 鏡山温泉神社境内林及びその周辺の緑地
18.11.10
一番高いのがイチョウ。イチョウの前に太いケヤキが2本あるのでこの場所からはわかりにくい。

那須町指定天然記念物
上の宮の「イチョウ」
鏡山の麓にあり、約1キロメートル西方にある健武山温泉神社にたいして上の宮とよばれている。創立や、由緒・沿革などについては未詳であるが、社頭には遊行柳の史跡があり、風光明媚は社域である。社地内にあるこの「イチョウ」は樹勢はすこぶる盛んであり、当地域最大の巨樹である。なお、高さは35メートルで目通りは6.1メートルを数える。
那須町教育委員会。

芦野緑地環境保全地域 立看板
この地域は、鏡山を中心とした緑地を保全するために指定されたものです。地域内には、鏡山とともに芦野八景の一つとして知られている「遊行柳」があります。この柳は朽木柳(くちきやなぎ)ともいい、遊行上人が「朽残る 芦野の柳 末の世も おとなう法(みち)の みちはありけり」と詠んだことから遊行の柳とよばれたようです。俳人松尾芭蕉もこの柳の下で、「田一枚 植えて立去る柳かな」の一句を残しています。私たちの祖先が残してくれた歴史的、文化的遺産の周辺の緑が急速に失われつつある今日、このような緑地を残すことは大変意義深いことであり、県民一人一人の願いでもあります。みなさん、このかけがえのない大切な緑地をいつまでも残していきましょう。
栃木県
9 国分寺 下野市 S52.7.19 国分寺跡周辺
17.8.4下野国分寺跡
24.4.5下野国分寺跡
10 長岡 宇都宮市 S52.7.19 長岡百穴周辺
19.5.12長岡百穴
案内板・・・長岡緑地環境保全地域

この地域は、県指定文化財・百穴古墳群を中心にアカマツ林やコナラ・クヌギ林などの緑地に恵まれ、良好な緑地環境を形成しています。
都市近郊の緑が急速に失われつつある今日、このような緑地を残すことは大変意義深いことであり、私たち県民一人一人の願いでもあります。
みなさん、このかけがえのない大切な緑地をいつまでも残していきましょう。
栃木県
11 医王寺 鹿沼市 S53.9.19 医王寺境内林
20.9.20医王寺
案内板・・・医王寺緑地環境保全地域

医王寺は、東高野山と呼ばれており、来伝?(口伝か寺伝のことかな)によれば天平神護元年(765年)勝道上人によって開山されたといわれています。
境内には、栃木県指定有形文化財に指定された建造物が並び、その伽藍の構成は、貴重なものとなっています。
境内には多くの文化財があるばかりでなく、樹齢約800年のカヤを含む境内林があります。寺の周りには、アカマツ・コナラ等の混交林で、寺を中心とした一帯は良好な緑地となっています。また、一帯には、リスなどの野生動物が生息しており、平成13年11月、鳥獣保護区にも指定され野生動物の保護を図っています。
都市近郊の緑が急速に失われつつある今日、このような緑地環境を保全することは大変意義深いことであり、県民一人一人の願いでもあります。
栃木県
12 惣社 栃木市 S53.9.19 大神神社境内林
22.3.16 18.4.29
13 星野 栃木市 S61.3.28 星野町山口地内のカタクリ及び三ツ峰地内のセツブンソウの群生地
20.4.11
14 金丸 大田原市 H5.10.5 那須神社境内林及び北金丸地内ザゼンソウの群生地
29.3.3
■金丸緑地環境保全地域 
●ザゼンソウ群生地
この地域は、那須野が原扇状地の扇端部に位置しており、熊川、蛇尾川の伏流水が湧出する良好な湿地に、県内でも有数の大規模なザゼンソウの群生地を形成しています。
ザゼンソウは、花の形が座禅を組む僧の姿に似ていることからこう呼ばれ、山中の湿地に生えるミズバショウに似た多年草で、毎年早春まだ葉が開かないうちに高さ10~20cmの暗紫色の花を咲かせます。
このような優れた湿地性の環境を保全することは、たいへん意義深いことであり、県民一人ひとりの願いでもあります。
栃木県

■説明板・・・
●那須神社の文化財について
栃木県指定有形文化財(建造物)那須神社本殿 附 寛永大修理銘銅板1棟・1枚 三間社流造 銅板瓦葺
現在の社殿は天正5年(1577)の建造と称され、その後寛永18年(1641)に大修繕が行われた。本殿の基壇は土台の下に縁下布石を廻らし、向拝には浜縁をつけている。向柱は和様の三斗組で丸桁をうけ、身舎正面は三間共幣軸立て?の板唐戸である。内部は内、外陣に分かれ間仕切は板唐戸である。屋根は元茅葺(かやぶき)か杮葺(こけらぶき)であったが現在は銅板瓦棒葺である。本殿は総体に彩色が施され、向拝柱には金襴巻の跡が残っており、長押、頭貫、斗栱、身舎丸柱に至るまで各種の彩色が施され、特に、丸柱には牡丹唐草で彩色し、幣軸に金箔押し、鴨居(かもい)、方立、下長押は黒漆塗、板唐戸は春慶塗の上に彩色が施されている。
寛永大修理銘銅板には、
施主、大関土佐守丹氏高増 千時寛永18年辛巳 孟夏吉祥辰日欽日 
奉行、大沼助左右門貞清 小滝喜右衛門 真坂与五右衛 
大工、高宮次右衛門 同市兵衛 
鍛治、且右衛門包秀 と記されている。(昭和32年8月30日指定)

●栃木県指定有形文化財(建造物)那須神社楼門 1棟 三間一戸入母屋造 重層銅本瓦葺
本殿の和様に対して、楼門は唐様の建築である。下層は三間二面で中央間通路は四半石敷としている。丸柱下には礎盤を据え腰貫を通して金剛柵をたて、正面左右に随神を床上に安置しているが、創建時は仁王像があり、随神は背面に置かれたいたもので、現在は背面には飾りはない。上層は三間二面で、正面のみは本殿の正面と同様縁板より一段高く長押をつけ。中央に幣軸建て?の板唐戸を建てている。この上層の軸部全面に黒竜と浪や雲が描かれ、正面及び背面の三間を通して竜の図で装飾されている。屋根はもと茅葺か杮葺であったが、現在では銅板葺である。楼門の左右に袖塀が二間宛菱格子を嵌めて作られており、それに接続して長床二棟左右に建っている。この長床は、城主、貴賓の参拝の折の供待ちの建物で県内ではここのみである。(昭和32年8月30日 指定)

●栃木県指定有形文化財(工芸品)
・・・省略します。
栃木県教育委員会・大田原市教育委員会
22.11.13那須神社
20.5.21那須神社

◆林野庁他 森林浴の森100選
林野庁のHPを参考にしました。森林浴の森日本100選(しんりんよくのもりにほん100せん)とは、
林野庁と緑の文明学会、地球環境財団が共同で、1986年(昭和61年)に制定した百選。
 制定は、林野庁が1982年に「健康・保養に日本の森林を活用しよう」と提唱する際、
『森林浴』という言葉をキャッチフレーズ的に使ったことから広く森林浴という言葉が広まり、
乗じて、「日本の森林を21世紀に引き継ぐため、また、自然保護の精神を養い国民の健康増進に役立てること」を目的として、
全国各地から100ヶ所の森を選定したものである。 以下にその百選を列記する。(なお、自治体名は選定当時のもの)


大沼の森 (栃木県那須塩原市)
22.11.3

釈迦ヶ岳の栃木県県民の森 (栃木県矢板市)
23.11.24

◆農林水産省 ため池百選
農林水産省のHPを参考にしました。栃木県は2箇所。
農業者の減少、高齢化の中で管理が難しくなりつつあるため池について、その歴史や多様な役割、保全の必要性を国民の皆様に理解いただく契機とするため、農業用の水源として秀でた特徴を有する全国のため池100地区を「ため池百選」として選定したものです。
小山市 大沼  23.4.16
芳賀町 唐桶溜 22.11.30