栃木県那須烏山市小原沢
木戸不動尊
▼県道27号線(通称「和の道」)の茂木町と那須烏山市の市境にある不動尊。 ▼この案内表示に従い車で入ってみました。 ▼途中までコンクリートの道でしたが、すぐに細い未舗装の山道となり、突き当たりに赤い櫓を組んだ上に建物が載っている不動堂が見えてきます。 ▼京都の清水寺の舞台を小さくしたようなイメージです。 ▼階段を上り不動堂の舞台に立ち、お参りをし、まわりの景色を見渡しましたが、杉などが大きく育っているため眺望はまったくききません。 ▼境内にはふるそうな石塔・石仏がありました。
▼不動尊といえば滝を連想します。が、近くには滝はなさそうです。 ▼なぜこのような狭い岩場のところに建てたのか理解できないまま、戻るときは県道まですべてバックで運転。 ▼非常に緊張しました。 ▼県道の空いているところに駐車し、徒歩で不動尊をお参りしたほうが賢明でした。 ▼わずか100mくらいのところなので車進入禁止の表示があればと思いました。
家に戻ってから、国土地理院の地図を見ると茂木町入郷地区、那須烏山市小原沢地区どちら側にも「木戸」という地名表記がありました。明治4年に茂木藩、烏山藩とも廃藩になっているので、当時の国境に関所のような木戸があったので地名として残ったのかな?などと考えてしまいます。その地名に不動尊をつけて通称「木戸不動尊」と言ってるのでしょう。
また、この不動尊の由緒がわからないので、ネットで情報を探したところ、創建がそうとう古い情報がありました。開山が今から1200年以上ということです。
また、創建が1467年(このはっきりした年数の根拠はわかりません。その後約500年間の情報なし。)その後、昭和、平成と不動堂の改修を重ね、今日に至っているようです。
創建等の歴史は以上ですが、いまから50年くらい前でしたら、周りの木々もまだ小さく、眼下の那珂川が一望でき、対岸の茂木町大畑・高畑集落を見渡せ、風光明媚なところだったのでしょう。また対岸の茂木町大畑・高畑集落からも、那珂川に浸食された崖の上にそそり立つこの赤い不動堂が見え、さぞご利益を感じとることができたことでしょう。
この不動尊からちょっと上流の茂木町大畑に、那珂川を眼下に見渡せる場所があり、そこに千体渕の説明板があります。
ちょうど立っている足元になります。対岸那須烏山市小原沢あたりから見ると那珂川に侵食された岩岩が仏様の姿に見える風景のようです。那珂川を川下りでもしないとわかりませんが、なんとか見たいものです。そのちょっと下流にこの木戸不動尊が建っているのです。
ネットには「厄除け不動尊」「パワースポット」とか「秘境の不動尊」という記載もありました。 |