「掬翠園」は鹿沼三名園のひとつで、長谷川唯一郎により、明治45年(1912)から5年間かけて造園された。唯一郎は栃木町の生まれで、村山商店で奉公し、のち独立し、鹿沼屈指の麻商となった。大正13年「鹿沼麻糸工場」設立、昭和14年「日東麻綱」に改組、同17年「東京製綱」と合併し仁神堂に移転した。その子栄一郎(黙念)、茶道宗徧流師範宗匠、川上澄生美術館名誉館長勝三郎がいる。
掬翠園は平成10年10月「屋台のまち中央公園」として整備され、屋台三台(銀座1・2丁目、久保町)が展示されている。
・・・まちなかわくわくガイドブックより |