■説明板・・・
●六面地蔵
古来、この付近は、会津と下野、そして湯西川とを結ぶ、交通の要所でした。その昔、村人達は旅人の安全と村の平穏を願い、六面の顔を刻んだ地蔵を作り、見晴らしのよい、山の頂にまつることになり、村一番の強馬で地蔵をはこぶ途中、ここに来て馬は一歩も動かなくなりました。村人達は思案の末、この地こそ地蔵をまつるべき所として鎮座したところ、多くの霊験を現し、特に子育て地蔵として、村人の厚い信仰を受けました。この地蔵は、対岸の赤夕(あかゆう)に現存しており、身の丈3尺、素朴な六面の顔をもって、時の流れを今も見つめ続けています。
栗山村
※鉄橋の東側の道路に架かる橋の名前は赤夕大橋 |