■説明板・・・
●栗山村指定文化財 有形民俗文化財 川俣温泉 薬師堂
由来
この薬師堂は、以前現在地から、約50m西へ行った所の県道下の湯前神社境内にあったが、昭和24年のキテー台風により湯前神社が流出の災害を受けたが、薬師堂だけ流失の難を免れたものの、その後老朽化により破損がひどく、昭和51年に現在地に移転復元された。栗山村に現存する薬師堂中最も古く、しかもかなり手の込んだ建築手法を用いた堂宇であり、ここの薬師信仰は湯治場の関係からか、かなり広範囲(宇都宮・日光・今市)の信仰圏を持つものである。また、ここには栗山村の歴史を知る手掛かりとなる年代を記した資料があり、特に宝暦11年(1761)のオミクジ箱は、民俗資料として興味深いものである。
栗山村教育委員会 |