案内 有形文化財(建造物) 【横川宝篋印塔 二基】
この宝篋印塔は、その形態より見て、安土桃山時代の作と推定され、本県内にても数少ないものである。土地の伝説によれば三依という地名の起原となった三依姫の供養塔にて、近傍の墓地には、その墓とされる五輪塔も現存する。三依姫の由来は一切不明であるが、これ丈の供養塔が建立されていることは由緒ある武士の一族であることが考えられる。
藤原町文化財指定 昭和48年2月16日
藤原町教育委員会
※宝篋印塔(ほうきょういんとう)
・・・宝篋印陀羅尼という呪文を収めた塔。のちに供養塔,墓碑塔として建てられた。中国,呉越王の銭弘俶が建立した八万四千塔を模して日本でも様式が定まり,呪文の有無にかかわらず,宝篋印塔と呼ぶ。・・・ |