■説明板・・・
●栃木県指定文化財史跡 平成8年8月12日指定
県庁堀(けんちょうぼり) 附 漕渠(そうきょ:堀のようなもの)明治4年(1871)廃藩置県のあと、下野国は栃木県と宇都宮県に分かれ、ついで明治6年栃木県は宇都宮県を合併し、この地に栃木県庁が置かれ、栃木町は政治・経済・文化の中心として栄えました。県庁には幅約6mの堀を東西約246m、南北約315mの矩形(くけい:長方形のこと)にめぐらしました。巴波川(うずまがわ)との間には運河がつくられ、敷地内には舟の荷揚げ場が設けられました。
このような例は、全国にはありません。その後、明治17年県令三島通庸(みしまみちつね)は、強引に県庁を宇都宮に移しましたが、県名は栃木県としてそのまま残りました。
栃木市教育委員会 |