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■説明板・・・
●善野(ぜんの)家土蔵(通称 おたすけ蔵)栃木市指定文化財第79号 平成12年6月12日指定
善野家(釜佐)は、先祖が近江の出身で、江戸時代の延享年間(1744-1748)に同じ町内の善野喜兵衛より分家し、その後、米などを扱うほかに大名などを相手とした質商も営んで、栃木を代表する豪商となりました。蔵の名称は、江戸時代末期に困窮人救済のため多くの銭や米を放出したことに由来するとも、また失業対策事業として蔵の新築を行ったためとも言われています。屋敷内には大通り沿いの店舗に続いて文庫蔵を取り込んだ大規模な住居部分があり、「おたすけ蔵」はその奥に位置します。店舗・住居・土蔵群という構成は栃木の伝統的な商家の典型です。
「おたすけ蔵」は、蔵の街とちぎにとって最も重要な蔵造りの建物であるとともに、商都栃木の歴史を語る貴重な文化遺産です。大通り側から東蔵、中蔵、西蔵、の順に3棟が平行して並び、いずれも二階建の切妻・妻入りで、屋根は棧瓦葺(さんがわらぶき)、外壁は土蔵造りに黒漆喰仕上げです。規模は東蔵と中蔵が梁間2間半(約4.5m)、桁行6間(約10.9m)、西蔵は梁間3間(約5.5m)、桁行8間(約14.5m)で、各棟とも南側に観音開扉の戸口を設け、全面には3棟連続の下屋庇を架けて正面に格子を建てています。建築年代は、東蔵が文化年間(1804-1818)初期、中蔵が天保2年(1831)以前、西蔵が天保11年(1840)であることが判明しており、栃木市に現存する多数の蔵造りの建物の中でも最古の土蔵群です。
平成15年3月に土蔵を改修し、栃木市立「とちぎ蔵の街美術館」として現代によみがえらせました。