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| 1.押原神社 おしはらじんじゃ |
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祭神は大物主命（おおものぬしのみこと）で、大同４年（809）の創建で押原宗丸の勧請といわれ、押原杉本大明神と称し、押原六十六郷の総鎮守として尊崇されていました。平将門が起こした承平（じょうへい）・天慶（てんぎょう）の乱のとき、天慶２年（939）藤原秀郷が本社に戦勝を祈願し、将門追討後、弓箭（きゅうせん：弓と矢）などが奉納され宝物とされましたが、正応５年（1292）火災のため焼失したと言われます。明治２年（1869）押原神社と改称されました。何故か、ここでは井戸を掘らないとか、大角豆（ささげ）をつくらないという伝承がありました。祭日は９月19日です。
上殿町の神社
上殿町の祭り |
| 2.上殿太々神楽 かみどのだいだいかぐら |
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上殿には地元の人たちにより太々神楽が伝承され、押原神社や今宮神社などで神楽の奉納をしています。その由来は明治初期に押原神社の社司が、西高橋（芳賀町）の大根田氏に依頼して村人に伝承させたものと言われます。流派は「宮比流太々神楽」とされ、平成６年鹿沼市無形民俗文化財に指定されました。 |
| 3.大杉神社 おおすぎじんじゃ |
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猿田彦神社の境内に上殿町（西組―大門宿）の大杉神社の神輿が安置され、勧請については明らかではありませんが、江戸後期のものとみられます。祭日は旧４月７日・８月７日で、各戸廻りの神輿の渡御が行われています。
大杉神社の祭り |
| 4.八坂神社 やさかじんじゃ |
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上殿町（東組）の八坂神社は、押原神社の境内社として祀られ、神輿（みこし）が字金山の神輿庫に安置されています。その由来は、明治１２年（1879）コレラが流行したとき疫病退散のため、常陸国一ノ矢村（つくば市）から勧請されたもので、旧６月７日の祭日には、６・７日の２日がかりで各戸廻りの神輿の渡御（とぎょ）が盛大に行われてきました。現在は７月７日に近い日曜日に会所（４個所）廻りの神輿の渡御が行われています。
上殿町の神社 |
| 5.鳩胸用水 はとむねようすい |
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黒川の「さつき大橋」の上流の東岸の字鳩胸に用水堰があります。この用水の下流は瀬戸川となり、上・下奈良部の水田を潤しています。18.2.51 |
6.厳島神社・オイノ子弁天
いつくしまじんじゃ・おいのこべんてん |
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押原神社の東南方、通称「一本杉」といわれるところに清水の湧き出る小池があり、厳島神社が祀られ、天文年間（1532-1555）の創建といわれます。伝説によると天文年間この近くに鹿沼城の家老が住んでいて、その家臣に「オイノ」という女中（お手伝い）が仕えていました。ところが、ある日ご飯の中に針が入っていたのをとがめられ、それを苦にして堤の下の堀に身を投げて死んでしまいました。それを哀れに思った人達が、祠を建立して祀り「オイノ子弁天」といわれるようになりました。祭日は９月１９日です。
上殿町の神社 |
| 7.明神前遺跡 みょうじんまえいせき |
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押原神社（明神）の南の小高い台地で、古くから縄文時代の遺跡として知られており、南大通りの建設に伴い、平成８年から１２年にかけての発掘調査により縄文・古墳・平安それぞれの時代の遺構や遺物が発見されました。これらの出土品は「文化活動交流館」に展示されています。
鹿沼信金南支店前の道路の下。現在では見ることは出来ません。 |
| 8.十九夜碑（講） じゅうくやひ（こう） |
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上殿橋の北西に数基の「十九夜碑」があります。「十九夜様」は産の神だといわれ、女性の厄年（１９歳）とも関わり、「十九夜講」または「月待講」などといって、旧暦３月１９日の夜女性が集まり、この碑にお参りして念仏を唱えたり安産を祈ったり、また当番宿でご馳走を食べたり話し合ったりして、女性の憩いの場でありまた社交の場でもありました。
石塔
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| 9. 猿田彦神社 さるたひこじんじゃ |
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祭神の猿田彦神は、背が高く大きな鼻と鋭い眼光を持つ異形は風体で、天狗ともいわれ、境界を司る境神として道祖神とも習合し、旅の安全・道案内や悪魔・疫病を防除する神として、また、庚申信仰の祭神としても祀られています。
上殿町の神社 近くの桜 |
| 10.覚性院跡 かくしょういんあと |
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猿田彦神社の道を隔てた所に、覚性院跡の一部が残っていますが、加賀藩士の能路喜平（のじきへい）と言う人がこの地を訪れ、安政（1858）年より寺子屋を開き子弟の教育に当たったと言われています。 |
| 11.三日月神社 みかづきじんじゃ |
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 祭神は月読命（つきよみのみこと）で、承応２年（1653）に創建したと伝えられます。１月３日の祭日には「三日月さん」として参詣者で賑わいます。この神社は「イボ取りの神様」としてイボや皮膚病などが治ることで有名であり、豆腐が奉納されます。また女性の神として、女性の崇敬が厚いといわれています。
上殿町の神社 三日月神社 |
