・・・・・那須町の風景・・・・・
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史跡 殺生石(国指定名勝) 1 25.5.28
殺生石 01 殺生石盲蛇石 02 殺生石 03 殺生石教傳地獄 04 殺生石 05 殺生石 06 殺生石 07
■殺生石園地案内板・・・
●殺生石
周囲には火山特有の有毒ガスが噴出しており、近づいた小動物のほとんどが死んでしまうことからこの名がついた。九尾の狐伝説の残る名所。「九尾の狐伝説」物語は今から約3,500年前。中国、インドを荒らしまわった九尾の狐は、やがて日本に渡って「玉藻の前」という美女に変身し、帝の寵愛を受けるようになりました。帝の命を奪い日本を我が物にしようとした玉藻の前でしたが、占い師の阿部泰成(※安倍泰成?)によって正体を見破られ、那須野が原に逃げ込んだところを、当時の武将、上総介広常、三浦介義介によって討ち取られました。狐は死んで巨石となり、その怨念は毒気となって近づくものすべてを殺し続けました。時は過ぎ、これを聞いた名僧源翁和尚がこの地を訪ね、持っていた杖で石を一喝すると、石は3つに割れ、1つは会津に、1つは備前へと飛んでいき、残った1つが殺生石だと伝えられています。
那須町
■案内板・・・
●殺生石と松尾芭蕉(まつおばしょう)【1644-1694】
元禄2年(1689)この地を訪れた俳人芭蕉は、紀行「奥の細道」に次のように記(しる)しています。
「殺生石は温泉(いずゆ)の出づゆ山陰(やまかげ)にあり、石の毒気(どくけ)いまだ滅びず、蜂、蝶のたぐひ真砂(まさご)の色(※地面の砂の色)の見えぬほど重なり死す。」
この様子から、当時は、相当の火山性ガスが発生していたと思われます。また、この地に残した一句を紹介しましょう。
「石の香は夏草赤く露(つゆ)あつく」
現在は、ガスの噴出量は少なくなっているものの、硫黄色を残した巨石群と噴気は、往時の雰囲気を漂わせています。
栃木県


・・・火山性ガスは硫化水素、亜硫酸ガス。
華厳滝 中禅寺湖と男体山 越路岩 憾満ケ淵 那須神社 殺生石 遊行柳
■国指定名勝は栃木県に3つ
●日光市華厳の滝と中禅寺湖(昭和6年3月30日指定)⇒華厳滝・・・  中禅寺湖周辺・・・
●宇都宮市大谷の奇岩群 御止山 越路岩(平成18年7月28日指定)⇒越路岩・・・
●おくのほそ道の風景地 平成26年3月18日指定)
「日光市ガンマンガ淵(慈雲寺境内)」⇒憾満の道と大谷川・・・
「大田原市八幡宮(那須神社境内)」⇒那須神社・・・
「那須町殺生石」⇒殺生石・・・
「那須芦野遊行柳」⇒遊行柳・・・
周辺の風景のようです。ずいぶん離れている。
 
↓殺生石 全景
↓トイレ