▼楡木町の名前の由来ですが、
▼「少年少女のための鹿沼の町名」 黒川常幸氏発行本によると・・・ ■楡木町(にれぎまち)
地名は大きな楡の木があったことからつけられたといいます。「楡木物語」という本の中に「稲葉村(今、壬生町)の人の話に、あるとき古本を買ったら、こんなことが書いてあった。『歌よみが、この地を通ったとき、農業をしていた八蔵(はちぞう)という人の門に大きな楡の木があり、枝や葉が美しくしげっていた。木の下には休憩する場所がつくられていて、旅人たちが利用していた。こと土地を楡木というのは、この木のためではないか。』」というようなことが書かれています。また、別の本にも「農家の秀蔵(しゅうぞう)という人の屋敷のうしろに、目の高さではかった太さが、1メートルぐらい、木の高さが6メートルもある楡の木があった。こんな木が村の中にあるのはめずらしい。この土地を楡木とよぶのはこの木のためだろうか。」と書かれているというのです。
楡木に縁のある画家、高久靄崖(※たかくあいがい:江戸時代後期の文人画家)の両親の墓が成就院にあります。 |