▼奈佐原町の名前の由来ですが、
▼「少年少女のための鹿沼の町名」 黒川常幸氏発行本によると・・・ ■奈佐原町(なさはらまち)
四つほどの考えがつたえられています。ひとつは「奈佐」という姓の人がこの地を治めてたのでつけられた地名ではないかという説です。
ふたつめは黒川の川音が聞こえるところという意味でつけられたのではないかという説です。漁業にたずさわっている人たちが波を奈といっていたことから、波の音がやむときがないという意味で奈佐といったということが、阿波国(あわのくに:今の徳島県)の風土記(日本の各地で、その土地にある名まえのできたわけ、産物伝説などを書いた本)などにあるので、黒川の川音からつけられたというのです。
みっつめは、奈良部と隣合っていることから、奈良部の先にある原という意味で、奈良崎(ならざき)原が、奈佐原になったのではないかという説です。
四つ目は「ナ」が場所をさし、「サ」が狭(さ)、せまいという意味で、せまいところということでつけられたのではないかという説です。これだときまった説は、いまのところありません。 |