▼上南摩町の名前の由来ですが、
▼「少年少女のための鹿沼の町名」 黒川常幸氏発行本によると・・・
上南摩町・下南摩町
南摩川の上流の町が上南摩町、下流の方が下南摩町です。南摩の地名については、その南摩川がもとになっているという説があります。この川に流れこんでくる水がすくなかったので、雨がふらないときには、水が流れていないことが多かったそうです。そこで水の無い川、水無瀬川(みなせがわ)とよんでいたらしいのです。みなせに南摩(みなす)の漢字をあてたことから、のちに音読みの南摩(なんま)になったといわれています。
もうひとつは、方角がもとになっているという説です。二つの「かそ山神社」(鹿沼市の上久我にある加蘇山(かそさん)神社と隣の粟野町にある賀蘇山(がそやま)神社)の間にある二つの「おざく(上久我が石裂(おざく)粟野が尾鑿(おざく))から見て、この土地は、だいたい南の方角にあることから南間(みなみま)とよばれていたのが南摩の字をあてて音読みになり、なんまにかわったというのです。さらに「なむ」が並むで、山が並んでいるという意味で「なむやま」となり、のちに「や」がなくなって「なまむ」、そして「なんま」になったという説もあります。 |