お寺一覧へ
●鹿沼市の風景 お寺       栃木県鹿沼市

松楽寺 曹洞宗
・鹿沼33観音第27番 

1興源寺2瑞光寺3光太寺4清水寺5雄山寺6松源寺7広厳寺8常真寺9長昌寺10光明寺11円明寺12長安寺13宝光寺14松楽寺15龍蟠寺16長光寺17永林寺18正蔵院19普門寺20宝城寺21勝願寺22薬王寺23宝蔵寺24千手院25延蔵寺26宝性寺27等持院28城寶寺29龍元寺30観音寺31円明院32成就院33龍光寺34薬定寺35智音寺36円満寺37延命寺38広済寺39雲龍寺40清林寺41光明寺42日迢寺43徳蔵寺44佛城寺45顕照寺46弘宣寺47金剛山

むかしの下日向村          
鹿沼の歴史  「鹿沼市史資料編 近世1」参考

下日向村
貞享3年(1686)家数60軒の内、8軒が13軒の家抱をもっていた。しかし享保10年には本百姓69軒・水呑17件で家抱は見えず、水呑として姿を現している。松楽寺は、暦応3年(1340)の創建といわれ、その後衰退したが、文亀元年(1501)、壬生綱房が外祖父日向城主横手一伯を再開基として現地に再興したと伝える。このとき臨済宗から曹洞宗に改宗したという。

下日向村の概要
下日向村は、足尾山塊を水源とする大芦川の流域に展開する沖積平地に位置する。江戸時代初頭には北隣の上日向村とともに一村を形成していたが、万治2年(1659)に上下二村に分村したとされている。村内の主要な寺社としては文亀元年(1501)に鹿沼城主壬生綱房が外祖父横手一伯を再開基として再興したとされる曹洞宗松楽寺や、延元2年(1337)の創建と伝える羽黒神社などがある。また、村内の字「堀之内」は、横手一伯の居館があった地とされている。村内を南北に貫く道路は通称「アカガネ街道」と呼ばれており、足尾で産する銅を運搬する道路であったことを窺わせるものであるが、それ以外の大芦川上流部の村々で生産される様々な商品も、この下日向を経由して他所へ搬出されていたのである。

参考
慶安郷帳  1648年
元禄郷帳  1701年
天保郷帳  1834年