むかしの下南摩村
「鹿沼市史資料編 近世1」参考
下南摩村
大芦川の右岸にあり、西部は丘陵。東は塩山村、南は油田村、西は西沢に接する。「慶安郷帳」では、田362石余・畑132石余、勝願寺領10石。
下南摩村の概要
下南摩村(新田村)は大芦川西岸に位置する村である。中世以来、南の油田村、東の西沢村と合わせて「下南摩郷」という領域を形成していたが、寛永14年(1637)に幕府代官市川孫右衛門によって、三か村に分村された。ただし、下南摩村地内の山王権現を惣鎮守、油田村地内の勝願寺(真言宗新義派)を別当寺とした「下南摩郷」のまとまりは、近世においても、三か村による鎮守の共同祭祀などに受け継がれている。三か村は、今でも多くの家が勝願寺の檀家となっている。
参考
慶安郷帳 1648年
元禄郷帳 1701年
天保郷帳 1834年
別当寺とは、神社の中或いは近くに造られたお寺 |