■「足利」と言うのは、全国的にもポピュラーであると思います。室町幕府を開いたのは、「足利」尊氏ですし、日本最古の学校「足利学校」もあります。昨年全国を賑わせた、破綻した地方銀行「足利銀行」も足利市が発祥の地です。宇都宮よりも、足利の方が有名だと思います。
この足利市は、栃木県の西部、群馬県と隣接した街です。人口は16万人余、県内では第2位の都市です。古くから、織物の町として栄えて来ましたが、繊維産業の長期低迷の影響で、少し元気がないかな〜と言う感じもあります。
僕は、足利市が大好きで、何度も遊びに行った事があります。足利市の南部を渡良瀬川が流れ、北側には山が迫っています。風光明媚な都市だと思います。少し前になりますが、森高千里が「渡良瀬橋」と言う歌を歌っていました。足利市の渡良瀬川に掛かる橋の一つを歌ったものです。
足利は何と言っても、食べ物が美味しいと思っています。これと言った名物がある訳ではないのですが、普通の蕎麦や洋食、うなぎ、和食など、色々な食べ物が美味しいと思います。そこら辺が文化の深さなのかな〜と思うのです。
足利市からは、東武鉄道によって、東京の浅草までの電車が出ています。繊維問屋の旦那さん方は、東武鉄道の株を買って、株主向けの無料パスを貰って、東京に出掛けるのがステータスであると聞いた事があります。ともかくも、古くからの商人の町なのです。