河内町は、宇都宮の北隣の、人口35,000人の町です。JR宇都宮線(黒磯までは宇都宮線です。)の岡本駅があります。町の東側を、鬼怒川(温泉ではありません。)が流れていて、隣の高根沢町との境界になっています。
最近は、大きな住宅団地が造成され、宇都宮市のベッドタウンになっています。河内町の中に白沢宿があります。江戸時代になってから、奥州街道の宿場として設置され、それ以降栄えて来ました。僕が高校の時、地理の宿題で、白沢宿の町並みを調べに行った事があります。道路の両側に、掘割が走り、家の建て方なども、道路に平行ではなく、少し角度を付けた感じで、江戸時代の宿場町の雰囲気が分かりました。
現在では、地域の方々が「奥州街道白沢宿の会」を組織して、掘割や遊歩道、植栽の管理などに取り組み美観や文化を守っていらっしゃっています。こうした運動の一環として、それぞれのお宅に古くから伝わる屋号の表示を進めています。江戸時代には、商売とは関係なく、農家などでも屋号を持っていたようです。こうした屋号を、家の前に掲げる運動をしているようで、約100軒のお宅が掲げているようです。屋号の表示は、県北の湯津上村などでも、地域づくりの一環として取り組んでいます。
僕の高校時代の30年以上前には、このような運動がなかったので、今の方が景観は良くなっているかも知れません。その内、行ってみようかと思います。