南那須町は、宇都宮市の東北東に位置にある、人口13,000人余りの町です。JR宇都宮駅から北に2つ目の、高根沢町の宝積寺の駅から、烏山町までのJR烏山線が通っています。 この烏山線は、関東地方では珍しい、ディーゼル機関車で運行されています。住民の方は、電化が悲願なのですが、中々達成されていません。
南那須町の駅に大金駅があります。かつて、ご当地切符が流行った頃、この宝積寺=大金間の切符が縁起が良いと言う事で売れたようです。南那須町は、「いかんべ共和国」と言う別名があります。今でも、町のHPの表題は、「大金いかんべ共和国」であり、「あなたは○○○人目の入国者です」とカウンターも設置されています。
「いかんべ」は栃木県の「いいだろう」程度の意味の方言です。この「いかんべ共和国」と言うキャッチフレーズで、町が地域おこしに取り組んだのは、昭和62年の事でした。ミニ共和国、ミニ独立国による町おこしが全国的に広がりましたが、「いかんべ共和国」はその中でも早い段階での取り組みでした。今年の10月1日から、隣の烏山町と合併して、「那須烏山市」になります。新しい市でも、積極的な地域おこしをして欲しいと思っています。