西方町は、県の南西部にある人口7,000人余りの町です。 1994年、町制が布かれましたが、それまでは村でした。 僕などは、まだ西方村と言ってしまう事がありますが、町制施行10年になりますので、だいぶ「町」の名称も定着してきたと思います。
この西方町と隣の粟野町にまたがる地域に、宇都宮西中核工業団地があります。大きな企業の立地も進んでいるようですが、まだ完売されていないようで、今でもまだ販売している区画もあるようです。西方町の名称は、宇都宮領の西側にあることから付いたと言われますが、この宇都宮西中核工業団地と言う名称も宇都宮市の西と言う事で、何か人の考える事は、いつの時代も同じなのかな〜とおかしくなります。
この西方町には、八百比丘尼の伝説があります。昔、八重姫と言う美しい姫がいたのですが、ある日特別な貝を食べたところ、容姿も変わらず800年も生きたと言う事で、その間、全国各地を歩いて、人々を助けたと言われています。西方町には、八百比丘尼の像も残されており、像のあるお堂の周辺を整備して公園としています。
八百比丘尼伝説は、全国に残されていて、食べたのは人魚の肉と言うのが普通かも知れません。伝説の残るのは、日本海側の地域に多いようですが、この西方町に何故そのような伝説があるのか興味が湧きます。