馬頭町は、県の北東部茨城県と接する、人口13,000人余りの町です。古くは、陸奥の国と並んで金の産出地域として有名であり、その金は奈良時代の仏像に使われていたようです。その後、鎌倉時代末期に宇都宮氏の城が築かれたりします。
江戸時代には、一時水戸藩領に編入されたこともあり、町の古刹馬頭院には、水戸光圀も訪れた事があるようです。町の西部には温泉も湧出しており、宿泊施設も整備されています。更に、絵本作家岩村和朗氏の「いわむらかずお絵本の丘美術館」、縄文土器から近世までの焼き物を展示する「窯業史博物館」、江戸後期の浮世絵師歌川広重の作品を中心とする「馬頭町広重美術館」があり、最近は「道の駅」も整備されるなど、新たな観光ポイントもできて、多くの観光客を集めています。
馬頭町の古くからの観光名所に御前岩があります。町の東側の武茂川と言う河川の流域にあります。子宝を授かると言うことから、信仰を集めているのですが、江戸時代、近くを通った水戸光圀が風俗を乱すと言うことから、街道沿いに竹を植えさせます。地元の人はこれを腰巻き竹と呼んでいます。

栃木県紹介          加瀬耕三(ペンネーム)
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