■今市市は県の西部にある、人口63,000人余りの市です。東京方面から来ると、丁度日光市や鬼怒川温泉の入り口に位置しています。 宇都宮からの日光街道、鹿沼市からの例幣使街道が合流するとともに、福島県の会津若松市に向かう、会津西街道の起点にもなっています。
日光街道と言えば、杉並木が思い浮かびますが、上記の3街道それぞれに杉並木があり、総延長37km、約13,000本の杉が現在でも残っています。この杉並木は、徳川家康の家臣、松平正綱が日光東照宮に寄進するため植栽したもので、寛永2年(1625)頃から20年余りの歳月を費やし、約20万本を植栽したと言われています。世界一長い並木として、ギネスブックにも登録されており、また特別史跡と特別天然記念物の二重指定を受けています。
この杉の葉はお線香の原料になっています。杉の葉を水車に取り付けられた杵で叩いている内に、お線香の香りになるのだと聞いた事があります。今は、そのような製法ではないと思いますが・・・。
今市市は、最近蕎麦の町で売り出しています。毎年、新蕎麦の出る11月には、そば祭を開催しています。僕は、この祭には行った事ありませんが、何軒かの店に行った事があります。その中の1軒「行川庵(なめかわあん)」もそうした蕎麦屋さんの1軒です。今市市出身の実業家の別荘を市が譲り受け、改修して蕎麦屋とし、近所の農家の方が営業しています。この外にも美味しい蕎麦屋さんが多くあるので、今市方面に行く時は、できるだけ蕎麦を食べるようにしています。
写真は上から
・追分地蔵
・杉並木
・そば処の報徳庵の隣の古民家
です。